ザウィナビー(The Winnabe・以戰常勝)

ザウィナビー | |
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調教師 | ジョン・サイズ |
馬齢 | 3歳 |
戦績 | 3戦2勝(2-1-0-0) |
父 | Caravaggio |
距離 | 1200m |
5月のデビュー戦は着差こそ半馬身差だったが、残り200mの走りは将来性の高さを感じさせるものだった。ファンからの評判も上々で、2戦目は単勝オッズが1.2倍に。きちんと人気に応え、見事に快勝して見せた。
3戦目はクラス3への昇級と距離延長の影響もあり、ここで初敗北。しかし、敗因が出遅れであったことを考えれば、評価は落ちていないと言える。
2024/2025シーズンの展望:サイズ厩舎らしい「有望な香港デビュー馬」で、さらなる評価急上昇が見込める。
ワンダーバー(Wunderbar・氣勢)

ワンダーバー | |
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調教師 | ジョン・サイズ |
馬齢 | 3歳 |
戦績 | 5戦4勝(4-1-0-0) |
父 | Rich Enuff |
距離 | 1000m, 1200m |
サイズ厩舎のもう一頭の有望株。シーズン最後の出走となった1月21日のレースで右前脚を負傷し、右膝の骨片除去手術を受けた。復帰後の走りには要注目だ。
なんと言っても、ここまで破ってきた馬が大物揃い。今シーズンの上がり馬、カーインライジング(G3・シャティンヴァーズ勝ち馬)や、ムゲン(G3・プレミアシップ勝ち馬)に先着した実績は評価に値する。
2024/2025シーズンの展望:短距離路線のトップホースに上り詰める可能性も。
パッキングハーモッド(Packing Hermod・包裝天將)

パッキングハーモッド | |
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調教師 | フランシス・K・ルイ |
馬齢 | 3歳 |
戦績 | 1戦1勝(1-0-0-0) |
父 | Rubick |
距離 | 1200m |
経験が物を言うハッピーバレーでデビュー勝ちを決めるのは至難の業だ。それもあって、フランシス・ルイ調教師はパッキングハーモッドに大いなる期待を寄せているだろう。
6月26日、ハッピーバレー競馬場の1200m戦で1番人気の支持に応え、デビュー勝ちを決めた。鞍上にザック・パートン騎手を迎え、2着に2馬身半の差をつける快勝だった。ルイ調教師はレースの取材で、来シーズンのクラシック路線で戦える馬に育ってほしいという期待を明かしている。
2024/2025シーズンの展望:4歳クラシックシリーズの有力馬になるべく、レーティング上昇を期待。
カーインライジング(Ka Ying Rising・嘉應高昇)

カーインライジング | |
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調教師 | デヴィッド・ヘイズ |
馬齢 | 3歳 |
戦績 | 7戦5勝(5-2-0-0) |
父 | Shamexpress |
距離 | 1200m |
デヴィッド・ヘイズ調教師が香港競馬に帰還してから4年の月日が経ったが、まだG1は勝てていない。しかし、今シーズン鮮烈な印象を残したカーインライジングはブレイクスルーとなる可能性がある。
今シーズンのカーインライジングは7戦5勝を挙げ、最後は1200mのG3・シャティンヴァーズで重賞初制覇を飾った。短距離王国として知られる香港競馬だが、今の短距離路線は珍しく混戦模様となっている。その中で主役の座を奪うのは、このカーインライジングかもしれない。
2024/2025シーズンの展望:短距離G1の有力馬になる可能性あり。
エリプティカル(Elliptical・意力迪迪)

エリプティカル | |
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調教師 | フランシス・K・ルイ |
馬齢 | 4歳 |
戦績 | 8戦0勝(0-0-0-8) |
父 | Dundeel |
距離 | 1400m |
オーストラリア時代は1400mのG3・CSヘイズSなど通算2勝。鳴り物入りで香港に移籍したが、キャスパー・ファウンズ調教師の下では8戦0勝と本来の走りは見られなかった。
7月初め、馬主のカレン・ロー氏は所有馬2頭をファウンズ厩舎から転厩させた。エリプティカルはフランシス・ルイ厩舎に、ストレートアロンはリッキー・イウ厩舎に移籍となった。時間は必要かもしれないが環境に慣れれば、香港2シーズン目で新たな一面が見られるかもしれない。
2024/2025シーズンの展望:環境に適応し、降級の恩恵を得られれば、2シーズン目は面白いかもしれない